なぜ、この実践アカデミーを立ち上げたのか
私はこれまで、実践講座や個別コーチング、全国の研修や研究会を通して、多くの支援者と関わってきました。
実践講座では、短期間でも見え方が変わる方が多くいます。
子どもの行動の裏にある感情が見え、対応の選択肢が増え、現場が少し動き始める。
その瞬間に立ち会うたびに、確信します。
支援は変えられる。見立ては学べる。
でも、その後です。
復習会に来た方が、こう言うのです。
「やり方を忘れていました」
「忙しくて継続できていませんでした」
「もう一度最初からやり直したいです」
そのたびに、私は思いました。
違う。忘れたんじゃない。続けられる環境がなかったんだ。
感情支援は、一度聞けばできる知識ではありません。
現場で迷い、試し、振り返り、また見立てる。
その積み重ねでしか身につかない技術です。
単発の講座では足りない。
でも、個別コーチングには人数の限界がある。
当然、個別は確実に成果が出ます。
実際に、指導主事や指導教諭、特別支援教育に携わる担任の先生など担当させていただき、
現場で影響力を持つ方が変わることで、学校全体が動く場面も見てきました。
けれど、必要としている人すべてに個別で関わることはできません。
ここが私の苦しさでした。苦しんだ私は気づきました。
本当に変えたいのは、一人の支援者ではなく、学び続けられる土壌そのものだ。
私は、これまで数えきれない勉強会や研究会に参加してきました。
現在は、全国情緒障害教育研究会の事務局長として、全国大会を運営する立場にもいます。
全国の現場と関わる中で、強く感じることがあります。
真剣に学びたい人ほど、孤独に戦っています。
制度は障害種別で区切られ、研修は単発で終わり、現場に戻ればまた一人。
けれど、目の前の子どもは種別で生きているわけではありません。
不安も、怒りも、混乱も、
子どもの中では一つの感情として存在しています。
だから私は思うのです。
感情を支援する視点こそ、最もユニバーサルで、最もインクルーシブだ。
特別支援でも、通常学級でも、家庭でも。
この視点があれば、関わりは変わります。
それなのに、その技術を
継続して学び続けられる場所が、これまでありませんでした。
単発の講座では、続かない。
個別指導では、広がらない。
研究会だけでは、現場の毎日は支えられない。
ならば、作るしかない。
支援者が孤立せず、学びを止めず、実践を積み重ね続けられる場所を。
困難事例を持ち寄り、構造で整理し、
見立てを磨き、支え合いながら進める場所を。
それが、実践アカデミーです。
これは単なるオンライン講座やコミュニティではありません。
支援者が折れないための土台であり、
技術を育て続けるための環境であり、
全国の現場に安全基地を増やしていくためのインフラです。
私は、このアカデミーを通して、
支援者が「もう一人で抱えなくていい」と思える状態を作りたい。
そしてその結果として、
子どもたちが安心して過ごせる教室を、ひとつでも増やしたい。
そのために、このアカデミーを立ち上げました。
感情に寄り添う支援の技術・実践アカデミーとは
実践アカデミーは、支援者が「見立ての技術」を身につけ、
現場で自立して判断できるようになるための実践型コミュニティです。
ここでは理論を学ぶだけではありません。
実際の現場事例をもとに、
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子どもの状態をどう読むか
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なぜその対応を選ぶのか
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次に何を見るのか
を具体的に構造化し、あなた自身が見立てられる状態を目指します。
支援は孤独な仕事です。
だからこそ、同じ志を持つ支援者が繋がる場が必要です。
このアカデミーは、全国の支援者が学び合い、技術を磨き、
それぞれの現場で子どもたちの安全基地を増やしていくためのインフラです。
アカデミーで得られる3つのポイント
1.感情のOSを入れ替える構造化ワーク
センスや経験に頼る支援は、あなたを疲れさせます。
本アカデミーでは、事例を型に落とし込み、
子どもの内的状態をフェーズで整理するワークシートを使用します。
この型を繰り返し使うことで、
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状態の見立てに迷わなくなる
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感情的な対応が減る
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判断の根拠を言語化できる
ようになります。
技術は、使える形で身につけてこそ意味があります。
2.週1回の公開ケーススタディ
寄せられた実際の困難事例をもとに、
植草葉月がライブで構造化していきます。
なぜその対応を選んだのか。
どこを見て判断したのか。
次に何を確認するのか。
本には書ききれない「見立ての行間」を、リアルタイムで学べます。
ただ聞くだけでなく、自分ならどう見るかを考えながら参加することで、
思考回路そのものが変わっていきます。
3.志を共にする支援者との連帯
ここは、傷をなめ合う場所ではありません。
現場を変えたいと本気で考える教員、心理職、福祉職、支援者が集まる場です。
全国に仲間がいることは、想像以上に支えになります。
孤独の中で抱えていた問題を、構造として共有できる場所。
それが、このアカデミーです。
参加後、何が変わるのか
受講者がまず感じる変化は、「焦りが減る」ことです。
子どもが荒れたとき、
これまでのように感情で揺れるのではなく、
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今どのフェーズなのか
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何が引き金か
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次に何を優先するか
を整理して考えられるようになります。
その結果、
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パニック時でも冷静に対応できる
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保護者対応で迷わない
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ケース会議で具体的に話せる
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支援書が実際に機能する
ようになります。支援が「祈り」ではなく「技術」になります。
初めての方へ
よくいただく質問にお答えします。
● 初心者でも参加できますか
はい。経験年数は問いません。
当然ですが、私は現場で初任者指導もしてきています。
重要なのは、現場で学びを試す意志です。
私の言ってることが難しく感じても、約1ヶ月の実践講座、
3ヶ月のグループコーチング、マンツーマンのコーチングを経た先輩がいます。
● 時間はどれくらい必要ですか
週1回(90〜120分)の配信+必要に応じたご自身での振り返りが基本です。
無理なく継続できる設計です。
● 見逃し配信はありますか
アーカイブとして残していきます。
リアルタイム参加が難しい場合でも学習可能です。
● 厳しい雰囲気ですか
何を求めてくるのか、によります。
あなたはプロでありたい、という志でくるのでは?
評価や競争ではなく、構造理解を深める場です。
植草葉月について
教育現場16年。
特別支援教育・感情支援を専門に実践を重ねてきました。
著書「感情に寄り添う支援の技術」は教育分野で高い評価を受け、
講演・研修・コーチングを通して全国の支援者と関わっています。
理論だけでなく、現場で使える形に落とし込むことを最も重視しています。
参加資格
本アカデミーは、初心者でも良いのですが、
誰でも参加できる場所ではありません。
いつでもやめられますが、
・1ヶ月〜半年やっただけで諦めない人
(いいですか、私は初任者を指導してきました。
半年で「できません」なんてあり得ません、です。何年もかかってできるようになっていくものです)
・現場で学びを試す意思がある方
・相手を操作するのではなく、自立を支える視点を持ちたい方
・主体的に学び続ける覚悟のある方
・事実と解釈を分けられる方、被害的に受け取る癖のない方(通院中の方はおすすめしません)
こうした方を対象としています。
適切なタイミングでない場合は、別の学び方をご提案することがあります。
・また、一度退会された方でもう一度入会されたい場合は、
次の入会募集のタイミング(およそ半年おき)お待ちいただきます。
参加費
月額 22,000円(税込)
現金振込の方は半年分一括にてお願いしております。(132,000円)
各都道府県で開催される1DAYリアル実践講座への参加は無料です。
募集は3月1日から公式LINEにて。